「環境加速主義」を論じた、はじめての書籍が刊行されました

 環境加速主義について論じた、はじめての書籍が近々刊行されます(第1章担当)。環境加速主義という概念自体、私がそう呼んでいるだけと言えばそうなのですが、ここで環境加速主義として論じているようなテーマを、おそらくまだ誰も真剣に論じたことはない、という意味です。

 上柿崇英(2024b)「【第1章】人類社会と環境の未来――「地球1個分」問題と環境加速主義の時代」『環境と資源・エネルギーの哲学(未来世界を哲学する【第1巻】)』水野友晴責任編集、丸善出版、pp. 1-44

 noteの方に、この論文の概要を解説しましたので関心のある方はリンク先をご覧ください。以下の5つの論点から重要な点を整理しています。

  • (1)脱成長主義の敗北と環境加速主義の勝利
  • (2)環境加速主義の理論的骨格
  • (3)人類史から見た環境加速主義
  • (4)環境加速主義を支える技術領域
  • (5)環境加速主義を支える世界観としての「ヒューマニズム」

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